大学・院・留学進学準備のための放送大学

長らく放置してたhatenaだけど最近Twitterはてなで若いITエンジニアの方々が計算機科学や情報工学の学士、修士を目指される方をお見かけすることが増えたので、そうゆう方々の参考になるんじゃないかと思い私が通っている放送大学について書いてみることにしました。

私は一応社内SEやただの事務やらでぼちぼち働いてたおばちゃんなんだけど子育て一段落したアラフィフになったタイミングで、大学で基本的な計算機科学(以下CS)を基礎からきちんと勉強したいという動機で放送大学情報コースに2019年4月から入学しました。放送大学は文部省か承認する正規の通信制大学で情報以外に6つのコースが有り。卒業すると学士(教養)がとれます。詳細な情報はサイトで確認してください。

www.ouj.ac.jp

情報コースのシラバスは以下

放送大学 授業科目案内 コース科目 情報コース

受けた実感では情報系科目に関しては物凄く難しくはなかったです。ただ他の一般教養科目や数学に関しては業務で得た知識通用しないし勉強した積み上げもないので正直しんどかったです。高校数学結構真面目に練習問題ときましたw

それを踏まえて今後、IT業界の方が他の院や大学に進学された方の記事読んで思うのは、「IT業界の方は情報科目はともかく他分野の科目は予習しといたほうがいいかも」です。将来ある若い方がアメリカの通信制大学に英語で受けたり、スキップして院進学は当然あり得る選択なんですが、いざ勉強となると情報科目はともかく他分野(数学とか一般教養)だと正直英語で授業受けたり準備しないで行くと、理解不足を痛感する事態になりうる、当然単位を取得しないといけないのでそのプレッシャーもあります。それの対策として先に放送大学で勉強しとく手もありかなと思います。今すぐ高等教育期間の進学は考えてなくてもCSの勉強がてら単位とってれば他の大学や留学に行きたくなった時単位移行できるので少しでも楽になりますしね。

1科目2単位1万1千円、または1単位5500円とっとくと他の全科目オンラインで放送授業見れちゃうので、もし通われてる大学で他科目が辛くなった時、予備の勉強として日本語で授業受けれる効果はあると思います。講義や教科書は入学試験がない大学という性質上ものすごく基礎からきちんと書かれていて、ちゃんと入門が「入門」の内容範囲になっていて勉強しやすかったです。あ、あと学籍あればおばちゃんでも学割ききますよw、AWS educateすぐとれましたからw

正規の大学なので他の通信大学に編入する際も単位は認められます。アメリカの大学でも認められるようで、どうやら留学希望の際放送大学で単位をとって費用や期間を節約するのは割とよくある方法みたいです。苦手な科目を日本語で勉強できるだけでもメリットあると思います。

www.ryugaku.com

lindablog.net

通信制大学で最近話題のUniversity of People でも単位移行できるみたいです。ただし外部の評価機関に単位認定の委託はする必要はあるようです。そこは留学と同じですね。

universityofpeopleforjapanese.blogspot.com

spearer.hatenablog.com

留学まで行かなくても他大学の編入狙いで費用負担が軽く全国に学習センターがあってスクリーニングや試験のための移動負担が軽い放送大学は助けになるのではないか?私も他の通信大学は検討したんですがほとんど首都圏でスクリーニングがあり費用や時間の負担を考えた末での選択でしたので、特に地方在住で通信制を考えてる方はご検討されてはどうでしょうか?

あと放送大学の単位でも大学改革支援・学位授与機構に申請して試験受けると教養以外の学士も取れる可能性あるかもです。工学も以下のパンフ確認するとありました。ここらへんは私がまだ入学して1年立ってないのでちゃんと調べてないのでご興味あれば。

新しい学士の途 https://www.niad.ac.jp/media/005/201902/no7_5_gakushi2019.pdf

www.niad.ac.jp

放送大学は必ずしも卒業しなくてもいい生涯学習のための大学なので、上記のような勉強方法にも比較的寛容ですよ。この記事が若い方の勉強の一助になれば幸いです。